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レーベンフック研究会のホームページ
小学生などの子どもたちと共に、顕微鏡について勉強する機会を持つようになって4年以上が経ちました。この間は試行錯誤の連続でした。ウエブで調べて、「ペットボトル顕微鏡」というものがあることを知り、さっそく作ってみました。自分で作ったもので、最初ティッシュペーパーを見てみました。紙の繊維がきれいに見えました。さっそく、台所にあったタマネギを薄く剥いで見てみました。驚くことに何も染色しなくても、タマネギの細胞が明瞭に観察できました。「これはすごい」。 |
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それまでの「子どもクラブ」では、教室に小型の走査電子顕微鏡を持ち込んで、子どもたちが持ってきた虫、木の葉っぱ、家のほこり、種子などを子どもたちと一緒に見ていました。電子顕微鏡の威力に子どもたちは感心していました。同伴してきた親たちも子どもたちにも増して興味津々でした。でも、子どもたちは、一通り観察が終わるとすぐに飽きてしまっていたというのが現実でした。蟻の顔がスクリーンに大きく拡大されて観察できるのを見て、「へエー、すごい」、「ワー、気持ち悪い...」などで終わることが多かったのです。「子どもたちに、実際に観察道具を作らせて、それを使って、ミクロの世界を体験させる。」ことが必要だったのです。「ペットボトル顕微鏡」は、この目的にうってつけでした。 | ||
永年にわたって、電子顕微鏡を使った研究をしてきた私でしたが、正直なところ、レーベンフックについてはほとんど知りませんでした。フックといえば、ロバート・フックを思い出し、「細胞の発見者」ということだけは知っていました。そこで、少しずつレーベンフックについての勉強を始めました。 |
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ウェブを調べても、国内にはレーベンフックについて研究している人たちはあまり見つかりませんでした。クリフォード ドーベル(Clifford Dobell)の「レーベンフックの手紙」という著書を翻訳された、九州大学名誉教授の天児 和暢先生だけかもしれません(他におられたら申し訳ありません)。最初に、「WAW Moll Antonie van Leeuwenhoek」というホームページを読みました(全訳しましたので必要な方には、「個人的」に差し上げます(送料・印刷実費はご負担下さい)。 |
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アメリカ合衆国に Brian J Ford という学者がいます。レーベンフックの業績を再評価した学者です。レーベンフックについては、Brian J Ford の著作を読めば、ほぼ理解できると思います。 |
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現在、全国の科学館、児童館などの施設において、「ペットボトル顕微鏡」を使った教室が開かれています。それぞれ、創意工夫を凝らした「シングル・レンズ顕微鏡」も作られています。しかし、情報交換の場はないようです。レーベンフックの顕微鏡についての情報交換の場として、「レーベンフック研究会(仮称)」を作りたいと考えています。 |
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レーベンフックを始めとする17世紀の偉大な学者たちから学ぶものはたくさんあります。これらを、子どもたちを含めて共に語り合いたいと思います。 |
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朝日大学歯学部口腔科学共同研究所 堀田 康明 |
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名称
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レーベンフック研究会 |
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Japanese Societu of Leeuwenhoek |
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会員
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レーベンフックについて興味のある人ならどなたでも入会できます。年齢制限もありませんので、小中学生・高校生・学生の方も大歓迎です。 | |
会の組織と会則 |
会員がある程度集まったら決めたいと思います | |
会費 |
無料 | |
事務局 |
正式発足まではイーエム・テクノサイエンス内 | |
ホームページ |
正式発足まではイーエム・テクノサイエンスのドメインを借用 | |
連絡先 |
leeuwenhoek@microscopy.jp | |
〒500-8111岐阜市梅林1番地1 イーエム・テクノサイエンス内 レーベンフック研究会準備会 TEL: 058-240-4398 |