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口腔内細菌の観察 

1.準備するもの

 
 
つまようじ
染色液(ゲンチアナ・バイオレット)
 
   
2.歯の間のプラーク(歯垢)をつまようじで採る
 
口の中や歯ぐきを傷つけないように注意してください。採取する前に、水で軽く口をゆすいでください。  
   
3.ガラス板の上に塗りつける
   
十分に塗り広げます  
 
4.乾燥後に染色液を滴下する
 

ガラス上のプラークが完全に乾いてから染色液を滴下してもよい。過熱して乾かしても良い結果が得られます。

 
   
5.10分間放置し、染色液を水で洗い流し、乾燥させる
染色は、ホットプレート等で加温すると2〜3分で染色できます。  
     
ペットボトル顕微鏡で観察する場合には、ガラス切りで適当な大きさに切り取ります。(試料の載っている面ではなく、その反対側にスコアーを入れます)  
   
6.顕微鏡で観察する
   
 
細かな点の用に見えるのが球菌、糸状のものが桿菌です。 歯ぐきの上皮細胞がはがれると、細胞がきれいに観察できます。  
 
7.走査電子顕微鏡で観察する
走査電子顕微鏡で観察することもできます。通常、走査電子顕微鏡で観察する試料は、特殊な化学処理を行い、脱水という過程を経て、特殊な乾燥法で処理しますが、バクテリアのおおよその形態を見るだけであれば、切り取った試料を試料台に載せて、軽く導電処理するだけで観察することができます。  
     
 
     
 
 
【 参考 】ゲンチアナ・バイオレットという染色咳は、グラム染色という染色法で用いられます。試薬としては、「グラム染色液 I」石炭酸現地穴バイオレット溶液として市販されているものを使っています。